湘南港港湾管理事務所(江ノ島 湘南港ヨットハウス)
第58回神奈川建築コンクール優秀賞受賞
神奈川県建築士会賞受賞
神奈川県建設業協会賞 受賞
ヨットの聖地・江の島に新設された本施設は、ヨット利用者のみならず一般の方も自由に利用ができるフリーラウンジやカフェが併設されたオープンな空間で、新たな観光スポットとして注目されています。本施設の最大の特徴は、「湘南の波とヨットの帆」をイメージした面積約2000平方メートルを超える”波打つ”一体成形屋根です。設計事務所の要求による今までに例の少ない「3次元自由曲線」という複雑な構造を、弊社の建築技術とノウハウが実現いたしました。
木組みの世界へ
「伝統と格式をもつ長寿命建築を目指す」
小川三夫が法隆寺・薬師寺の棟梁であった西岡常一棟梁の元に弟子入りを頼みに行ったのが18歳。入門を許されたのは21歳の時だった。その後西岡棟梁の元で修行を積み、法輪寺三重塔、薬師寺西塔、薬師寺金堂では副棟梁を務め、30歳の時に寺社建築会社「鵤工舎」を設立、独自の徒弟制度で工人達を育ててきた。(後略)
私共は「伝統と格式をもつ長寿命建築」に鵤工舎とともに取り組みました。
伝統技法に切磋琢磨し、誠心誠意の仕事をしていく。それが腕を磨き、人を育てることになる。
徒弟制度のなかで修行を積んだ弟子らとの取組は、施工技術はもとより、私共の心の飛躍のために大きな糧となりました。
四季と自然に癒される和みの複合開発プロジェクト
郊外の小さな森に息づく樹木や山野草、小鳥などの生き物、そして湧水…。その豊かな自然を舞台に、『住む人』と『訪れる人』が心豊かに共存できる場をめざして開発された「住・楽・商」の複合施設です。キーワードは、「静けさ・魅力・快適・個性・和気」。都会にはない静寂のなかに、魅力のあるもの、人、個性が和気あいあいと調和する、心地よい空間を提案しました。